くりっく365と店頭取引との違いについて
くりっく365(取引所取引)は、よく従来の店頭取引(非取引所取引)と比較されます。
くりっく365は、店頭取引と比べると、主に以下のような点で優れています。
・複数の金融機関が売買価格を提示。
この中から投資家にとって最も有利な価格を選ぶことができる。また、売買価格だけでなく取引状況も開示されるなど、店頭取引と比べると透明性が高くて安心。
・取引時間は土曜日・日曜日・元日を除く毎日で、ほぼ24時間いつでも取引できる。
・証拠金は取引所に直接委託することが義務付けられているため、もし取引会社が倒産しても、証拠金は原則として全額返還される。
・取扱機関は法と東京金融先物取引所が定める参加条件を満たす、信用性の高い金融機関。
・同一通貨の建玉については、受取額、支払額ともに同額になっている。
・税制面では、(1)税率は一律20%、(2)損失が出た場合、翌年以降3年間の繰越控除ができる、(3)他の先物取引との損益通算もできる、といった良さがある。
とはいえ、くりっく365も、いいことばかりではありません。くりっく365のデメリットとしては、
・手数料は無料にならない。
・取り扱っている通貨ペアが、7通貨ペアのみである。
が挙げられます。くりっく365を選ぶ際は、以上のことを念頭において選ぶといいでしょう。